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ノロウイルス感染

ノロウイルスによる食中毒。最近良く耳にしますが、食中毒では最も発生件数が多く、今では感染症としては非常に身近になったように思います。最近の事例では東京銀座の高級レストラン「ブルガリ東京レストラン銀座 イル・リストランテ」において開催された立食パーティーで、客の138人のうち49人が嘔吐や下痢といった食中毒症状を訴えています。保健所による調査で患者のみならず店の従業員4人からもノロウイルスが認められ、うち2人には下痢などの症状があるとのこと。レストランとしては深刻な事態だと言えます。この食中毒は冬に多く、流行は11月から翌3月にかけて集中し、時期としてはインフルエンザの流行に重なります。ノロウイルスが厄介な点は、感染経路が食物に限らないという点です。カキなど主に海鮮類からの感染という一般的な食中毒と同じ経路だけではなく、調理者などの手指に付いたノロウイルスが食器などを介して感染する経路(銀座のレストランは従業員が発症していることからこの経路も考えられます)、そして患者の下痢便や嘔吐物から発生したミストを吸いこんで感染するという空気感染様の経路の3通りの感染様式が考えられます。つまり食中毒と一般感染症の両側面をもつという感染症であり、対策も一筋縄では行かないと言えます。昔は食中毒として重視されておらず、厚生労働省の食中毒統計にも搭載されていませんでした。お腹をこわして病院に行くと、「お腹にくる風邪ですね」と言われた経験が誰もが一度はあるのではないかと思いますが、その多くはノロウイルスが原因である可能性が大きいようです。体に入るウイルス数が数十個でも感染すると言われるほど感染力が非常に強く、しかも感染経路が多岐にわたるため感染を予防することが困難です。感染機会を少なくすることは可能ですし、もちろん免疫力が高ければ、たとえ感染しても発症を免れたり、発症しても軽く済むこともあります。現在流行しているのは、最近流行したことがないタイプのG2.2型ウイルスです。ノロウイルスの抗体は長期持続しないため、このように久々に表れたウイルスに対しては抗体を持っていない人が多くいるものと思われ、日本では2012年以降最大の流行となっています。感染予防は、とにかく手洗いの励行です。外出後やトイレ後の手洗いは確実に行ってください。また、家族に感染者が現れた場合、トイレの消毒も感染予防のために重要なポイントとなります。消毒には2%に薄めた漂白剤が有効。また室内で嘔吐してしまった場合、家族はできる限りその場から離れてください。後始末をするのは特定のひとりで、マスクとゴム手袋を必ず着用して作業してください。ノロウイルス感染症は、インフルエンザとともに、これから3月まで十分に注意しなければいけない感染症です。十分に気を付けてください。

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鳥インフルエンザ

青森や新潟といった北日本地方の養鶏場などで高病原性鳥インフルエンザウイルスが検出され、対象となった養鶏場ではすべてのニワトリの殺処分が行われたほか、周辺地域では鳥の移動が厳しく禁じられた。養鶏農家がすべてのニワトリを失うことは極めて深刻な事態ではあるが、手を打たなければその被害はまたたく間に拡大し、養鶏業者全体に甚大な被害を与えてしまう可能性が高い。現在とられている対象養鶏場のすべてのニワトリを殺処分するという方法は、最も効果的な感染拡大阻止対応として受け入れられている。今回処分されたニワトリは数十万羽にもなり感染の拡大は阻止できたようであるが、これからの季節はさらに感染が拡大する可能性があるので十分な監視が必要となる。ところで今回認められたウイルスはH5N6というタイプ。11月には韓国でも感染拡大していたほか、中国湖南省では47歳の女性がこのウイルスに感染して死亡している。鹿児島県のつる生息地の水からウイルスが発見されたり、北海道や秋田県でも野鳥に感染が疑われる事例が発生していることから、すでに日本全体に感染を拡大させていることは間違いないだろう。さて、この鳥インフルエンザであるが、日本の報道ではヒトへの感染に関してはほとんど触れられていないものの、中国では2014年以降、同じH5N6型の鳥インフルエンザに感染した患者が14人発生していおり、うち6人が死亡している。今のところ農村部で鳥を大量に飼育している農家などで、感染した鳥と直接接触したことによって偶発的にヒトに感染してしまった事例が起きているものと思われる。鳥インフルエンザは本格的な冬を迎える前に北のほうから検出、感染情報が発出されてくる。これは、北国から飛来する渡り鳥がウイルスを運んで来るためであり、中国北部や韓国で検出された場合は直後に日本でも認められることが多い。現在、渡り鳥はさらに南下を続けており中国南部でもウイルスが認められる可能性が大きい。ちなみに高病原性ウイルスと呼ばれるものの、渡り鳥に対してはそれほど毒性が強くはなく、ウイルスは渡り鳥によって広範囲に拡散されることになる。今月21日は冬至。新鮮なニワトリの需要が一気に高まるが、鳥インフルエンザの感染拡大とちょうど重なり、生きたニワトリの流通がストップしてしまう事態も起きうる。実際、香港に生きたニワトリが全く入らなくなったことがあり、市場が混乱したことも過去にはあったものだ。ヒトへの直接的な影響は今のところ大きくはないものの、偶発的ともいえるヒトへの感染事例が発生して死亡例が複数あることを考慮すると、今後ヒト‐ヒト感染を起こすようなタイプにウイルスが変異しないかどうかを厳重に監視していかなければいけない。過去にはH5N1型ウイルスが大きな問題になった経緯もあるほか、これまでさまざまなタイプの鳥インフルエンザウイルスが散発的にヒトへの感染を起こしている。まったく新しいヒトインフルエンザウイルスが生まれてくる可能性が高い状態が続いておりスペイン風邪の再来を心配する向きもあるが、昨今の医学の進歩は著しく、鳥インフルエンザ(新型インフルエンザ)に関しても研究は相当進んでいると聞く。時間との戦いかもしれないが、画期的な治療薬やワクチンが完成しないものかと期待したい。これからの季節は、生きた鳥(市場のニワトリなど)には近づかないこと、弱ったり死んだりした野鳥を見つけても絶対に触れないこと。神経質になる必要はないが、注意するに越したことはない。

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インフルエンザ情報

今朝、東京では54年ぶりとなる11月の降雪が観測されました。北方からこの時期としては異例とも言える強い寒気が南下したことが原因であり、その冷たい空気は現在東アジア全体を包み込んでいます。ここ香港でも今週末にかけて今年一番の冷え込みとなりそうです。さて、秋の深まりとともにインフルエンザ患者が増えてくるのは例年のことですが、国立感染症研究所から出されている2016年第45週(11月7日から13日)情報によりますと、沖縄、栃木、そして北海道ですでに注意報レベルの流行となっているそうです。第46週の情報に関しては今月28日に公表されますが、さらに流行が拡大していることは間違いありません。しかし情報は約2週間遅れることになるため、公表時点での実際の流行は、それよりもかなり大きくなっているものと考えられます。注意が必要なのは、今の冷え込みです。低温は流行を加速させる要因となるため、今週から来週にかけての患者数の増加が著しいものになると予想されるので十分な警戒が必要です。すでに今年のインフルエンザ患者数は例年より多く、本格的な流行時期が早まるとともに、患者数も増えるのではないかと懸念されているのです。そこに今般の寒気流入です。急激な冷え込みは毎度のことながらインフルエンザ流行拡大のきっかけとなります。インフルエンザは風邪とは違う全身疾患です。インフルエンザに感染したことが直接・間接的に関係して死亡する人(超過死亡)は、日本全国で毎年数千人から、多い時は一万人を大きく上回るほどにもなりますから、特に持病を持った人、高齢者などは格段の注意が必要になります。確実な感染予防はありませんが、その可能性を少しでも少なくする努力は大切です。感染症ですからヒトからヒトにうつります。他人との接触を極力少なくする意味で、人混みを避けることがとても重要です。特に香港ではあまり現実的ではない対策ですが、手洗いの励行は重要なポイントです。インフルエンザに限らず、手指から感染感染症は珍しいものではありませんん。うがいは日本人特有の衛生習慣ではあり、国際的な評価はほとんどありません。これからの季節は外食の機会が増えますが、2次会3次会とだらだらと過ごしてしまうことは良くありません。飲食店に限ることではありませんが、閉鎖空間に多くの人がいる状態は極めて危険な状態であることを意識してください。適切な栄養と休養。これも大切なポイントですね。夜遅くまで飲食し、結局寝不足になって疲れがたまる。たくさん食べているといってもカロリー摂取が多くなっているだけでは意味がありません。かかったかなと思ったら、無理をせずに休んで、病院でただちに治療受けることです。早期であれば大きな治療効果が期待できます。インフルエンザに感染しているのに無理して出社したところで、感染を拡大させてしまうだけで何のメリットもありません。それどころか職場にとってはとても迷惑な行為になってしまいます。ある程度自宅勤務できるような対応を日頃から考えておくことも危機管理ではないでしょうか?冷え込むここ数日。十分注意してください。

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飲酒および喫煙と発がん

昨日のニュースで飲酒や喫煙とがんの関係に関して相次いで発表された。秋は学会の季節でもあり、マスコミもこのような話題を取り上げる機会が多くなる。 さて、飲酒と発がんに関しては、パリで開催されている「世界がん会議」において発表されたものであり、飲酒が原因で発生したがん患者は70万人(単純に世界人口の約1%)、関連死も36万6000人に上るという。発がんのリスクは飲酒量と比例しており、飲酒しない人と飲酒する人との間に統計上明らかな相違があるとしている。 最も関連しているがんは乳がんであり、新規診断例においてはアルコール起因と思われるがん患者の4分の1以上を占めていたというから女性にとっては気になるところである。さらに大腸がんは23%あるとし、死亡例においては食道がんと大腸がんとの相関性が強いとしている。 さて、ニュースになっている部分の概略はここまでであるが、少々疑問がある。飲酒が発症リスクを大きくしているという乳がんと大腸がん。この二つはこのところ日本で増え続けているがんと一致する。昨今の食生活の変化で油脂の摂取が増えていること(食生活の欧米化)が原因だとされていたわけであるが、今回の調査報告ではヨーロッパやオーストラリアではより相関関係が強く表れているとされており、食生活との相関はどうなんだろうという疑問が生じる。がんは単独の発がん因子で起きるのではなく、重複したリスクで発症するというのが一般的な考え方だ。例えばピロリ菌。日本人に多い胃がんの最大原因であるが、ピロリ菌だけで発がんリスクが著しく高くなるわけではないそうだ。日本人特有の高塩食が重なることによって、胃がん発症リスクを高めてしまうという日本の大学での研究報告がある。 過度の飲酒は身体に様々な影響を与えることは容易に想像がつくので、健康には良くないことは間違いない。これからの季節は何かと飲酒量が増えるイベントが少なくはない。それに水を差すこともないが、やはり深酒は慎んでおこうと我に言い聞かせるところでもある。今回の発表も、いたずらに懸念する必要はないと思うが、日頃飲酒量が多い人にとっては、少し控えておこうとするきっかけになるのではないだろうか。 喫煙に関しても、遺伝子の変異が多くなってがんの発症に関連するということが国立がん研究センターや理化学研究所などの国際チームが発表している。喫煙者では肺の組織における遺伝子で特に変異箇所が多く、喫煙は肺がんとの関連が強いということが改めてわかったわけである。タバコ煙には多くの発がん物質が含まれていることに関しては多くの人が知るところであるが、酒に関しても、どのような理由で発がん率を高めるのか、疫学上の数字で示すだけではなくその点についても詳しい報告がほしいものである。

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インフルエンザ予防接種

今年は秋の訪れが少し早いのではないかと感じていましたが、9月の後半になって場所によっては37度を超える気温を記録するなど、期待するほど順調には秋を迎えることができずにいます。それでも朝晩は涼しくなり、確実に季節は進んでいるようです。夏の疲れが出やすい時期でもあり、体調を崩しやすいのも今頃です。街中では風邪をひいている人が少し増えてきたのではないかと思います。今のところ普通感冒の流行ですが、日本の専門機関からは、すでにインフルエンザ様感染症での学級閉鎖も報告されているので、そろそろ注意しておいても良いのかもしれません。日本とは香港など近隣では流行の時期が若干ずれるとはいうものの、日本の情報を元にインフルエンザに備えておいても良いかと思います。 さて、今年もインフルエンザ予防接種がすでに開始されています。今年のワクチンも4種類のウイルス株に対応するもの(4価)に統一されており、従来の3価のものよりもいっそうの効果が期待できそうです。 今年のワクチン株はH1N1(A型 2009年カリフォルニア)H3N2(A型 2014年香港)B型に関しては2013年プーケット、2008年ブリスベーンの2種類です。なぜ地名がついているのか?疑問に思う人も少なくはないと思いますが、これらはそのウイルス株が初めて分離された(発見された)場所と年を示すものです。実はこのほかにもその場所で何番目に分離されたかといった数字も入っているのです。 WHO(世界保健機関)は直近の南半球の流行株を分析して北半球での流行株を予想し北半球の政府機関に対して通知され、その情報に基づいて製薬会社が製造します。(南半球ではこの反対です) 正直なところインフルエンザワクチンはその効果を保証できるものではありません。しかし、やっと流行が収束してきた南半球の状況を反映しているものであり、流行株がガラリと替わってしまうことはあまり考えにくいことです。ただしウイルスは常にその構造が変化しているので、当然のことながら効果が希薄になってしまうことも十分考えられることです。インフルエンザワクチンはその感染を防ぐものではありません。感染後のウイルスの増殖を抑え、発症しないようにする、あるいは発症しても症状を抑える役割をするものです。 医療機関によっては接種費用が1000ドル近くすることもあるようです。さすがにこれはちょっと高いなという印象ですが、近所の医療機関で200~400ドルで受けることができるはずです。今の季節、どこのクリニックでもワクチンを準備しているので、近所のクリニックをのぞいてみてはいかがでしょうか。ちなみに弊社の健康診断提携先であるMetro Medical Centreでは300ドルとなっています。 インフルエンザワクチンは接種して1ヶ月後くらいに血中の抗体価がピークに達し、その後およそ5ヶ月ほど効果が持続するといいます。今からであればシーズンいっぱい効果が持続するものと思われます。接種を希望するのであれば本格的な流行が始まるまでに受けておきたいものです。

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糖尿病患者急増

1948年4月7日に世界保健機関が設立されました。この記念日にあたり、先日香港衛生署より香港の糖尿病患者の現状について発表があリましたが、現在香港人の10人にひとりが糖尿病を患っており、さらに患者のうち、5人にひとりが若年者であるといいます。19歳以下の2型糖尿病患者は1997年から2007年の10年間に12倍近くに膨れ上がったというから驚きです。 私が香港に来た1990年、当時、香港人に肥満は極めて少なかったものです。ましてや子供の肥満など皆無。それが2000年が近く感じる頃になると、なんとなく太っている人が増えてきたのを実感したものです。香港人がブランド物を持つようになり、女性がストッキングを履いたり化粧をするようになってきた時期に重なります。経済的に豊かになってきた時期です。この間、基本的に香港人の食事内容には大きな変化はないと思います。ご飯たっぷり、おかずが少しの中華弁当は今に至っても同じです。しかし、見ていると甘いモノを口にしている機会があまりにも多くなっているように感じます。コーラやスタバなどの甘い飲み物。含まれている砂糖の量はとても信じられない量です。ネットで検索すると出てきますが、これらの飲み物と並べて撮された角砂糖の山を見てしまうと、これらの飲み物には二度と手を付けられなくなるかもしれません。 香港よりも深刻なのは中国です。経済の急成長に伴って、摂取カロリーがとてつもなく大きくなり、肥満人口も急増。さらに糖尿病に関しては、世界で一番深刻とも言われるほどにまでなっており、四肢切断、腎臓透析、失明と言った代表的な合併症をも発症してしまう患者があまりにも多いため、国家の上層部では、将来の国家運営を危惧する声も大きくなっているそうです。 糖尿病は放置してしまうと静かに、そして確実に進行して身体を蝕みます。私の友人の透析技師の話では、新規透析患者のほとんどは糖尿病患者だそうです。初めて透析にやってきた患者の中には、すでに合併症で片足を失っている人もあるそうです。とっても深刻です。 身内に糖尿病の患者がいたら、絶対に太ることはできません。口から入った食品であっても、体重が増えるオーバーカロリー分は毒物を口にしているものだと思ってください。 健康診断で糖尿病、あるいはその疑いがあると指摘された場合、肥満であればとにかく減量して、早急にその芽を摘み取らなければいけません。糖尿病など発症に肥満が大きく関わるものは、自身の努力でそのリスクを著しく低くすることができます。さあ、今日から減量してみませんか?

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ノロウイルス食中毒

香港衛生署によると、2月23日に銅鑼湾のホテルのレストランで食事した女性6名(47歳~65歳)が、食後34時間~44時間後に食中毒症状を訴えた。嘔吐や下痢、腹痛を共通した症状としており、そのうちの一人の便からノロウイルスが検出されたという。 原因として疑われた食品は、当該レストランで提供されていたアメリカ、ペンコーブ(Penn Cove)産の生牡蠣。同じ牡蠣は香港の他のレストランでも提供されているが、衛生署の調査では今のところその他の患者は発生していないようである。 ノロウイルスはウイルス性食中毒では最も頻繁に認められるものであり、原因食品としては、生牡蠣がもっとも多いことは有名である。これは、貝類が水中のプランクトンを捕食する際に、水中のウイルスも同時に取り込み、その体内(内蔵-中腸腺)に貯めこむからだ。これはA型肝炎ウイルスでも同じ。ただし、ウイルスは貝の体内で増殖することはできないので、食品の保存状態が悪いことがノロウイルスに感染するリスクを高めるわけではない。 日本人にも好まれる生牡蠣は、世界中から香港に集ってくるが、どこの産地であろうと大なり小なりノロウイルスによる食中毒のリスクは存在する。しかし日本産に限って言えば、生食用牡蠣として出荷するためには厳しい基準があり、しかも収穫後に無菌海水に一定日数置くことで、体内のウイルスを排泄させる作業が加わったのもが消費者に届けられるということで、安全性は格段に高くなっている。餌となるプランクトンもない無菌海水中におかれるので、その分味が落ちるのかもしれないが、安全性は格段に向上する。 ノロウイルスは食中毒を起こす原因ウイルスであるとともに、患者の排泄物からのウイルスを含むミストが乾燥して空気中に浮遊、これを吸い込むことで感染する。容易に感染することから、時として学校などで集団感染となる。然るに激しい嘔吐や下痢に際しては、その汚物の処理に際して慎重に、そして確実に行わなければいけない。家族全員が一気に感染して、トイレを奪い合ったという話も決して冗談ではないからだ。 暖かくなると食中毒のリスクが高くなりそうだが、ノロウイルスは季節とは全く関係のない食中毒であり、食品がどんなに新鮮であっても、その安全性を保証する根拠にならないから厄介だ。   

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インフルエンザ流行、ピークを迎える

今季もインフルエンザの流行がピークを迎えたようです。暖冬が予想されていたこの冬は、確かに昨年12月は記録的な暖かさでしたが、今年に入り、先月の下旬には、反対に記録的な寒波が襲来しました。これは東アジア全般に共通した気象でしたが、この影響なのかインフルエンザの流行時期も大きく遅れてしまいました。1月の寒波が過ぎて患者数が目立って増え始め、さらに春節が過ぎた現在、流行はピークに達したようです。 流行の主流はA型ウイルスですが、例年、春先にはB型も若干増えてくるパターンにあるようです。B型には極端な季節性はありませんが(夏でも感染します)、今季はA型ウイルスの流行が遅れたため、B型インフルエンザの患者数増加の時期が重なる可能性が指摘されています。つまりA型ウイルスとB型ウイルスに重複感染してしまうリスクが高くなるわけです。 日頃の衛生管理として、手洗いの励行は欠かすことはできません。特に外出から戻ったときには、石鹸で手を洗うことを習慣にしてください。日本人にはうがいの習慣がありますが、WHOではその効果を認めていません。世界的にも日本人特有の「健康管理法」のようです。またマスクで感染予防を試みる人も少なくはありませんが、自分から他人への感染を防ぐことにはとても効果的ではありますが、自身の感染を予防する手段としてはあまりあてにはなりません。実験的にウイルスまで遮断するというマスクも販売されていますが、ウイルスを遮断できることは一定の条件での使用法に際してであり、実際に使用する状況とはあまりにも違い過ぎます。 マスクはマスクでも、ガーゼの厚いマスクは呼吸での吸気を加湿する役割があります。インフルエンザウイルスをカットすることはできませんが、発症した時に呼吸器の感染を防ぎ、粘膜を保護することに役立ちます。 急な発熱はインフルエンザを疑い、なるべく早く近医を受診してください。インフルエンザには数種類の薬がありますが、発症から早い服用ほど効果的でもあります。また、無理して出社することは絶対に避けたいものです。感染力が強いインフルエンザウイルスは簡単にオフィス内に拡散し、自分から感染を拡大させてしまう危険性があります。いくら仕事が忙しくても、出社は避けるべきです。インフルエンザは一般の風邪とはまったく違う全身性の疾患であり、死亡リスクさえある病気です。ちょっとひどい風邪と思って軽く扱うことはできません。 今の時期は普通感冒(風邪)も流行していることから、健康の管理には十分に注意しなければいけません。睡眠時間の確保(身体を休めること)、適切な栄養摂取(バランスが取れた食事)、室内を過度に乾燥させないこと、身体を冷やさないこと、できる限り人混みを避けることといったことが主な予防法です。これから3月いっぱいまで、いつインフルエンザに感染してしまっても不思議ではありません。免疫力を極力保持し、感染予防に努めてください。

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インフルエンザ流行始まる

遅れていたインフルエンザの流行がついに始まりました。日本の国立感染症研究所の発表で、2016年第1週(1月4日~10日)にインフルエンザ流行の指標が、今季はじめて流行を判断するレベルを上回りました。また香港でも幼稚園などでの集団感染が報告されるなど、北東アジア全体で患者数が急増しているものと思われます。 例年のインフルエンザ流行は、秋が深まる11月くらいから患者数が増え始め、1月に入ると爆発的な流行に達するというパターンが多いのですが、今年はいつまでも静かな状態が続いていました。これはエルニーニョ現象が原因となる暖冬と多湿が影響したものではないかと考えられますが、ひとたび流行が始まると、患者数は爆発的に増えるものと思われるため、厳重な注意が必要です。 今の時期、旧正月を迎えるにあたって忘年会や新年会が多く、多人数が閉鎖された空間に長く留まるという、インフルエンザ感染を引き起こしやすい状況が増えます。そのような機会は避けられないまでも、2次会3次会とズルズルと過ごしてしまうことは感染機会を増やしてしまうことになりかねません。また日頃の衛生管理として、手洗いの励行は欠かすことはできません。特に外出から戻ったときには、石鹸で手を洗うことを習慣にしてください。日本人にはうがいの習慣がありますが、WHOではその効果を認めていませんし、世界的にも日本人特有の「健康管理法」のようです。またマスクで感染予防を試みる人も少なくはありませんが、自分から他人への感染を防ぐことにはとても効果的ではありますが、自身の感染を予防する手段としてはあまりあてにはなりません。実験的にウイルスまで遮断するというマスクも販売されていますが、実際に使用する条件とはあまりにも違い過ぎます。 マスクはマスクでも、ガーゼの厚いマスクは呼吸での吸気を加湿する役割があります。インフルエンザウイルスをカットすることはできませんが、発症した時に呼吸器の感染を防ぎ、粘膜を保護することに役立ちます。 今後、急な発熱はインフルエンザを疑い、なるべく早く近医を受診してください。インフルエンザには数種類の薬がありますが、発症から早い服用ほど効果的でもあります。また、無理して出社することは絶対に避けたいものです。感染力が強いインフルエンザウイルスは簡単にオフィス内に拡散し、自分から感染を拡大させてしまう危険性があります。いくら仕事が忙しくても、出社は避けるべきです。インフルエンザは一般の風邪とはまったく違う全身性の疾患であり、死亡リスクさえある病気です。ちょっとひどい風邪と思って軽く扱うことはできません。 今週末にかけて気温が急降下するとの予報が出ています。沖縄の石垣島や台北、そして香港でも10度を大きく下回る低温となることが予想されています。この冬一番の冷え込みとなることは間違いなく、これをきっかけにインフルエンザも一気に流行が拡大することが懸念されます。インフレンザだけではなく、すでに普通感冒(風邪)も流行していることから、健康の管理には十分に注意しなければいけません。睡眠時間の確保(身体を休めること)、適切な栄養摂取(バランスが取れた食事)、室内を過度に乾燥させないこと、身体を冷やさないこと、できる限り人混みを避けることといったことが主な予防法です。これから3月まで、いつインフルエンザに感染してしまっても不思議ではありません。免疫力を極力保持し、感染予防に努めてください。

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新年明けましておめでとうございます。

新年あけましておめでとうございます。旧年中は大変お世話になり、誠にありがとうございました。本年も何卒よろしくお願いいたします。 皆様におかれましては、どのような新年をお迎えになられましたでしょうか。今年の香港は妙に暖かいうえに高い湿度も加わって、一足飛びに旧正月を迎えてしまったかのような天候ですね。暖かいことはありがたいのですが、これがエルニーニョ現象によるものであるとすると、その弊害もあるので少々複雑ではあります。 今年の新年ははっきりしない天気でしたが、そんな憂鬱な年にはなってほしくはありません。今年一年皆様にとりましてより良い年になることをお祈りいたします。弊社としましても、皆様の健康維持増進のお手伝いを少しでもさせていただきたいと思っております。健康に関してお聞きになりたいことなどがございましたら、いつでもお気軽にお問い合わせください。 これから一年、いろいろな目標を建てられた方もあるかと思いますが、何をするにもとにかく健康が一番です。お正月で食べ過ぎて身体が重くなったという方もあることでしょう。なるべく早く体重を戻しましょう。ことあるごとにアドバイスさせていただいていますが、四の五の言わずに歩くことです。肥満に注意するとともに、とにかく日常生活で歩数を稼ぐこと。これは健康を維持する上で一番大切なことであることには間違いありません。 ところで、今季はインフルエンザの流行が大変遅れており、日本での目立った患者数の増加も未だ確認されていないのはたいへん珍しいことです。このような状況でもいつ急激な流行拡大が起きるのかわからず、感染者数が少ないといっても決して安心できることではありません。常に情報に敏感になっておきたいものですが、流行がニュースになる頃にはすでに患者数が爆発的に増えているものと捉えて、厳重に警戒するようにしてください。インフルエンザは風邪とはまったく違います。特に乳幼児や高齢者では死亡例も少なくはない全身疾患です。急な発熱に見舞われるとともに四肢の痛みやだるさなど全身症状が現れる病気であり、一般的な風邪症状である鼻や喉の不具合が起きるとするとその後についてくるイメージです。もちろん今の季節は風邪(上気道感染症)の季節とも重なりますから、重複感染も十分考えられるので、症状は一定しないと思っておきたいものです。とにかく急激な高熱はインフルエンザを疑って直ちに医療機関を受診してください。風邪との違いは、インフルエンザには薬があるということです。タミフルなど特効薬は良く効きます。しかし、インフルエンザウイルスを殺す薬ではなく、細胞内で増殖したウイルスを細胞外に出さないようにする薬です。したがって薬を飲んで急速に熱が下がって体調が良くなっても周囲への感染力は維持したままです。職場などでの感染拡大を予防するためにも、自分がウイルスを持ち込まないように最低3日位は自宅に留まりたいものです。 皆様の今年一年の健康とご多幸をお祈りいたします。